発行済み株式数

発行済株式数とは、企業が実際に発行している株式の総数のことです。普通株式のみを発行する会社では、発行済株式数が上場株式数ということになります。

発行済み株数が多いほど、一株あたりの持分は少なくなるため、発行済み株式数は、一株あたりの会社の価値を計算する際に大変重要となります。

新株の発行や第三者割り当て増資などを行うと、発行済み株数が増加し、1株あたりの利益が低下することになります。このように株式数が増え、一株当りの価値が下がることを希薄化(希釈化)といいます。

株式分割の場合にも、同じように一株当りの価値は下がりますが、既存株主の場合その分保有する株数が増えることになりますので、株式が増えることによる損失は発生しません。

発行済み株数数×株価が時価総額となり、時価総額は、市場におけるその会社の評価額そのものを表しています。

発行可能株式総数

発行可能株式総数とは、株主総会の決議を必要とせず、取締役会の決議だけで発行できる株式の上限数のことをいいます。(取締役会を設置しない会社では株主総会決議になりますが、その場合特別決議が不要となります。)

株式会社は好きな時に好きな量の株を発行できるわけではないのです。

発行可能株式総数の必要性

株式会社は出資を募るという方法で資金を集めます。出資してもらった際には、お金と引き換えに株式を出資者に渡します。

会社の成長に伴い株式数が増えていくのは必然的と言えますが、取締役会が株主の許可をとらずに無制限に株式を発行できてしまうと、既存株主にとって大きな損失となる可能性があります。

そこで元々決められている発行可能株式総数の範囲内であれば、株主の許可を得ずとも取締役が集まって決議することで、新株の発行が決められる仕組みになっているのです。

当然、発行可能株式総数を変更するためには、株主の同意が必要と言うことになります。

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