キャッシュフローとは
PCFRの説明の前にキャッシュフローの説明をさせて頂くと、キャッシュフローとは実際のお金の流れを意味しており、企業活動によって実際に得られた収入から外部への流れた支出を差し引いて、手元に残る資金のことをいいます。
キャッシュフローとは、簡単に言うと「利益と減価償却費の合計」のことで、実際の現金収支を把握するため、将来的に入る予定の利益は含まれません。
CFPS(一株当たりキャッシュフロー)とは
CFPSとは一株当りのキャッシュフローのことで、「キャッシュフロー÷発行済株式総数」 で表します。
キャッシュフローは、営業キャッシュ・フロー 、投資キャッシュ・フロー 、財務キャッシュ・フローの3つに分かれるのですが、詳しくはキャッシュフロー計算書をご覧ください。
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは
PCFRとは、日本語では「株価キャッシュフロー倍率」と言われており、株価を一株当たりのキャッシュフローで割ったものです。簡単に言うと、株価が一株当たりキャッシュフローに対して何倍まで評価されているのかを表した指標です。
PCFRは「株価÷一株当りキャッシュフロー×100」で表され、PER・PBR・ROEなどとともにファンダメンタル分析において重要な指標となります。
PCFRも倍率が低いほど割安ということになりますが、他の指標と同様に、同業他社と比較して使うのが一般的です。
PERとPCFR
PERを計算するときには、一株当たりの当期純利益を使います。しかし、当期純利益には減価償却費が含まれていません。これでは積極的に設備投資している企業は減価償却費が多くなり、結果として当期純利益が減ってしまう形になるのです。
そのため設備投資に積極的な企業のPERは高くなってしまい、PERを基準にすると評価されない優良企業が出てきてしまいます。そこで減価償却費も含めたキャッシュフローから企業価値を判断しようとするものがPCFRなのです。
ちなみに、減価償却費とは、設備投資などの長期間にわたって使用される固定資産の取得に要した支出を、その資産が使用できる期間にわたって分配して費用を計上する手続きです。
