ROE(自己資本利益率)
ROEとは、日本語では「自己資本利益率」と言われており、株主資本(自己資本)からみてどれだけ利益を上げているかを示す指標のことです。
日本では1990年代後半から積極的に利用されるようになっています。
ROEは「当期純利益÷自己資本×100 」の式で表さ、15%や20%といった言い方をします。
基本的にはROEが高い企業は、効率的に経営がされていて、ROEが低い企業は効率的な経営が出来ていないと言うことになります。
例えば、ある企業の資産が100億円(負債:60億円、自己資本40億円)だとします。 この企業が1年で5億円の純利益を上げたとした場合、この企業のROEは「5÷40×100=12.5%」となります。
しかし、資産の中に占める自己資本が少ない企業の場合には、必然的にROEが高くなりますので注意が必要です。上記の例の場合、自己資本が半分の20億円だった場合、ROEは倍の25%となります。
ROEが高くても自己資本が少ない場合には、それだけリスクが高い投資となります。また、ROEはPBRと密接な関係にありますので、ROEが高ければ買いかと言うと単純にそうとは言えません。⇒ROEとPBRの関係
資産全体を対象としたROA(総資産利益率)という指標も良く使われています。
ROA(総資産利益率)
ROAとは、日本語では「総資産利益率」という意味で、その企業が総資産に対しどれだけの純利益を上げているかを見る指標のことです。総資産とは貸借対照表の資産合計のことです。
「純利益÷総資産×100」で表されます。
例えば
A社=総資産:2000億円、売上高:1500億円、純利益:100億円。
B社=総資産:4000億円、売上高:2000億円、純利益:155億円。
一見するとB社の方が優秀な企業のようにも見えますが、A社のROAは5%、B社は3.9%と言うことになり、資産に対する利益の割合と言うことで言うとA社の方が優秀と言うことになります。
