証券ディーラー
証券ディーラーとは、証券会社自らが投資家として株式などを売買する業務において、実際に売買を行う人のことです。
証券会社は、顧客の口座を管理したり、投資活動に関するアドバイスを行うだけでなく自ら投資も行います。これをディーラー業務といいます。
例えば、大手証券会社のような大規模な自己売買を行うと、相場を大きく変えてしまう可能性があるため、ディーラー業務には一定の制限が設けられています。
必要な能力・資格
(社)日本証券アナリスト協会の証券アナリスト資格を持っている方が多いようです。試験は1次・2次試験があり、経済、財務分析などの専門知識が問われます。
日本国内の株式だけではなく、海外の株式を扱うケースも多いので、語学力も必要となります。ドル円やユーロ円相場、そのほか政治経済の動きなど、あらゆる情報を分析できる能力が求められます。
ディーラーの種類
ディーラーは大きく分けて固定給と歩合制の二つの種類に分けられます。
固定給型は、毎月決まった給料がもらえる代わりに、インセンティブの%が低く設定されている場合が多く、20~50%と証券会社により幅があるようです。
固定給が保障されている代わりに、成績が悪い場合には数ヶ月でクビになるケースもあります。一般的には、社会保険完備の証券会社が多いようです。利益に対しての見返りが小さい分、損失は会社側が負担してくれます。売買に関してはいくつもの厳しい制限が与えられます。
完全歩合制のディーラーは、固定給が一切無く、保証金を会社に預けその金額に応じた額を会社が融資してくれる仕組みとなっています。仮に始めに1000万円を差し入れ、200万円の損失を出してしまった場合には、信用取引の追証と同じように200万円を追加しなければなりません。
何の保証も無い分、利益に対するインセンティブは50~70%と高く設定している証券会社が多い一方、損失は100%ディーラー負担となりますので、保証金が差し入れられなくなると当然クビになります。
固定給型と異なり、売買に関する制限が少なく、ディーラーの裁量で売買できるケースが多いようです。
