逆日歩とは
逆日歩(ぎゃくひぶ)とは、信用売りが増えすぎて、株式が不足した為に、売り建てた者が支払う費用のことです。品貸し料とも呼ばれます。
逆日歩は、貸株を提供した者および信用買いをしていた投資家に支払われます。
逆日歩は、信用売りをしていた投資家にとっては費用となりますが、信用買いをしていた投資家にとっては、利益となります。
逆日歩は一日ごとに金額が変わり、「逆日歩×株数×日数」で計算されます。
逆日歩はなぜ発生するのか
信用取引では、証券会社はまず買い注文と売り注文を相殺します。そして相殺できずに手元で処理できなかった部分は、証券金融会社に融資(貸株)を申し込みます。
証券金融会社は、買いが上回っている時には現金を貸し、売りが上回っている時には株券を貸し出します。
売りが膨らんでくると証券金融会社も手元では処理できなくなり、足りない分は、銀行や保険会社などの機関投資家などから調達することになります。
その際、無料で株を貸してもらえるわけではなく、この株を借りる際の費用を売り建てている投資家が負担したものが逆日歩というものです。
逆日歩のポイント
- 一株単位で1日ごとに発生
- 株が不足すればするほど逆日歩は高くなる
- 売り建てていた投資家が負担
- 買い建てて投資家が受け取る
- 逆日歩の計算は営業日ではなく暦日数(土日なども全て1日として計算)
例えば、A株を100円で2,000株売り建てていて、一株当たり1円の逆日歩が発生したとします。そうした場合、20万円の資金に対し、一日当り2,000円の費用がかかることになり、投資家にとっては結構大きな負担となります。
逆日歩に買いなし
逆日歩が付くという事は、その後売っていた投資家の買戻しと逆日歩目当ての投資家の信用買いが増えるため、株価が上がると考えがちですが、「逆日歩に買いなし」という格言があるように、瞬間的に株価が上昇しても、少し長い目で見た場合、そうはならない事も多いのです。
なぜなら、信用売り残が増えている状況と言うのは、多くの場合株価が実態以上に高くなっている事を表しており、その場合、いずれ株価は下落することになるでしょう。
また、逆日歩目当てで信用買いを行なった分は、いずれ売り圧力となるからです。
