金融ビッグバン
金融ビッグバンとは、1996年から2001年にかけて行われた大規模な金融制度改革を指す言葉です。
当初、銀行など金融機関の「護送船団方式」を崩壊させるような改革が進行し、その後、2002年以降は、銀行業・保険業・証券の各代理業解禁など規制緩和が進められました。
護送船団方式とは、最も体力・競争力に欠ける企業が落伍することなく、存続していけるように、行政官庁がその許認可権限などを駆使して業界全体をコントロールしていくことです。
改革の内容
市場原理が機能する自由な市場
- 銀行・証券・保険分野への参入を促進
- 幅広いニーズに応える商品・サービス(商品規制の撤廃、証券・銀行の取扱業務の拡大)の緩和措置
- 各種手数料の自由化
- 為銀主義の撤廃など自由な内外取引が可能に
- 1200兆円の個人貯蓄の効率的運用
透明で信頼できる市場
- 自己責任原則の確立のために十分な情報提供とルールの明確化
- ルール違反者の処分の積極的発動
国際的で時代を先取りする市場に
- デリバティブ取引などに対応した法制度の整備・会計制度の国際標準化
- グローバルな監督協力体制の確立
金融ビッグバンと証券会社
金融ビッグバンは株式投資(投資信託)や為替取引など証券会社の業務にも影響を与えました。
- 投資信託の商品多様化
- 証券総合口座の導入
- 証券デリバティブの全面解禁
- 資産担保証券など債券等の流動化
- 外国為替法の改正(それまで銀行では殆ど取り扱わなかった個人向けの外貨預金取扱が認められるようになった)
- 銀行等の投資信託の窓口販売の導入
