外資系動向(寄り付き前外資系注文)
外資系注文動向とは、外資系証券の申告により、寄り前に行われる株の売買状況を表したものです。数値はトレーダーズ・ウェブの外資系動向で毎朝8:30頃までに公開されています。
外資系動向の数字が公開されるようになったのは、1988年頃で、現在では13社の外資系証券による数字が集計されています。
「売り2270万株 買い3180万株」と表示されている場合には買い優勢の状況と言えます。ただし、数値はあくまで株数ベースで表示されるため、金額ベースでは売り買いの情勢が異なる場合もあります。
株関係のフォーラムなどでは「売り2570万株 買い3180万株 差し引き610万株の買い越し 金額ベースは小幅買い越し」などと表現されます。
場合によっては、「米国系は小幅買 い越し、欧州系は売り買い交錯。セクター別では、売りは、電機・小売・その他金融」などの細かい情報が書かれている場合もあるのですが、情報元と信頼性は定かではありません。
発表される数字は一定の信頼がおけるものではありますが、あくまで非公式な数字ですし、必ずしも外資系動向がその日の日本市場の動向を示唆するわけでもありません。外資が大幅に買い越しているからと言う理由だけで、買い向かうのは危険です。
非公式な数字である外資系動向
勘違いしている投資家も多いのですが、外資系動向はどこかの機関が公式に発表しているものではなく、外資系証券がその日の売買状況をボランティア的に公表しているものです。
数値は毎朝、外資系証券会社を中心とする関係者が、各証券会社に数字をヒアリングして集計しており、一度取りまとめられた数字は、取りまとめ役からメールや電話を通じて市場関係者に広まっていく形となっています。
実は外資系動向は20数年の歴史のなかで、集計が何度か中断したことがあります。理由は数字の取りまとめ役が突然、リストラされてしまったり、顧客注文情報の守秘義務との狭間で、集計に参加できない会社が出たりしたためです。
