セリング・クライマックスとは
セリング・クライマックスとは、相場の大きな調整局面で、外部環境の急変や投資家が総悲観状態になった時などに起こる出来高を伴う劇的な暴落のことです。
「セリング=売り」ですので、売りのクライマックス(大底)と言うことになります。略してセリクラとも呼ばれています。
過去には、ライブドアショック後の下落時や、リーマンショック後の下落時など、いわゆる大暴落といわれた時の最終局面で見られました。
相場全体が急激な落ち込みを見せるときには、必ずと言っていいほど、セリング・クライマックスが発生しています。
買い手不在で、売りが売りを呼ぶという状況の場合、このまま市場が崩壊してしまうのではないかと言うぐらい、売り込まれる事があります。
株価が下落することで、信用買いをしている人の追証を誘発し、さらに売りが振ってくるという状態になり、連鎖的な投売りで一気に相場が崩れるのです。
しかし、多くの投資家が売っている時こそ買い時であり、下落相場の最終局面では、その売りを飲み込むように買う投資家も増えてきます。
買う投資家が増え、出来高が膨らみ、売りがやんだ所で、一気に上昇トレンドへと転換することがよくあるのです。この売りたい人は皆売って、出来高が増加した状態がセリング・クライマックスです。
セリング・クライマックスはいつくるのか?
セリング・クライマックスで買い向かうことができれば、その後の上昇相場では大きな利益を出すことができるかもしれません。しかし、いつがセリクラなのかは、誰にも分かりません。
セリクラを迎えた翌日に、上げて始まり、そのまま上昇トレンドに入るような場合もありますし、前場寄りや場中にセリクラを向かえ、引けにかけ上昇を見せ翌日以降はそのまま上げ続けるというパターンもあります。
しかし、出来高が増えたとしても、それがセリクラでなかった場合、翌日以降も下落が続くかもしれません。そうなった場合、昨日買った投資家の売りも重なるため、更なる大きな下落を生みかねません。
自分の感覚でセリクラと判断し、大量に買い込む事は落ちるナイフをつかむ様に大変リスクが大きいと言えます。
ただ、大きな下落相場で、出来高が膨らんできた時は、転換のサインであることが多いですので、徐々に買っていき、上昇を確認した所で本気買いをするという方法でも良いと思います。
