板(気配)とは
板(気配)とは、株式の売買注文の状況を示した情報のことです。
インターネット取引が行われるようになる前は、東京証券取引所では注文を集計して売買を成立させるため、板の上に紙を置いて注文を記入していました。 その名残で現在でも集計が行われるところを「板」といいます。
板情報は毎朝8:00より表示されます。
板(気配)の見方

上図は SBI証券 のHYPER SBIの板情報です。とある日のとある銘柄の大引けの状況です。
16400円に76株買い注文が出ていて、16440円に478株の売り注文が出ているということです。引け成り注文により大引けの値段は16430円となっています。
板の状況はザラ場であれば、刻一刻と変わっていきます。2010年より採用された東証の新システム「アローヘッド」により、注文を出してから板に乗るまでの時間と、実際に約定するまでの時間が大幅に短縮されており、大きな成行注文が入ることで、一瞬で値が飛んでしまうこともあります。
板から分かること
その銘柄がいくらで買えるのか(売れるのか)
板を見ることにより、今その株がいくら付近で売買されているのかという事がわかります。上記の場合を例に挙げると、16400円以下であれば直ぐに売ることが可能で、16440円以上であれば直ぐに買うことができると言う事になります。
平日の昼間、仕事をしている方のような場合には、板を見て売買をする機会はほとんどないと思いますが、知識として持っておいって損はないでしょう。
現在の売買の状況が活発かどうか
多くの投資家が集まってきているような、注目銘柄の場合、売買が活発に行われるため、板が点滅しっぱなしの状態になります。(約定と共にその株価が点滅します。)
板の点滅の具合でこの株が買いなのか売りなのかを判断しているような投資家もいるぐらい、売買状況は重要な投資要素なのです。ただ、場が引けた後でも歩み値をみれば、その株の売買が活発に行われていたのかは判断できます。
板の厚さ(上値や下値の抵抗度合い)
板を見る上で最も注目すべき点では売り数量と買い数量の大きさです。大量の注文が載っている状態を板が厚いと言います。
基本的に板が厚い銘柄は値動きが緩やかな特徴があり、板が薄い銘柄はほとんど売買が行われていないか、発行済株式数が少ない銘柄と言うことになります。そういった銘柄に参加者が増えることで短期間に乱高下を見せるという特徴があります。
見せ板
見せ板とは、本当は買う気(売る気)がないのに、現在の株価の少し下(上)あたりに大き目の買い注文を出すことです。上図で説明すると、16360円当たりに何千株の注文が出されている状態です。
下に大きな買い注文があることで、投資家の安心感が高まり買いが進むかもしれません。しかし、本当にその株を買いたいのであれば通常は成行注文を出します。「板は厚いほうに動く」という言葉があるように、大きな指値注文は見せかけの場合が多いのです。
見せ板の場合、その価格に近づくと突然注文がキャンセルされ、板に載っていた大きな数字が消えることになります。ただし、全ての大口指値注文が見せ板とは限りません。
※20009年以降、個人投資家でも全ての価格帯の板が見られるようになり、見せ板は減少傾向にあります。
