分散投資とは
分散投資とは、投資のリスクを軽減させるために、いくつかの銘柄や金融商品に分けて投資したり、購入する時期をずらしたりすることです。集中投資の対義語として使われます。
株式投資における分散投資とは、一つの銘柄に集中的に投資しないことや、一つの銘柄を購入する場合でも、一度にまとめて購入しないことを指します。
また、現物買いと信用売りを同時に持つといったものも分散投資(リスクヘッジ)の一つと言えます。
分散投資の種類
投資先を分散
投資先の企業が倒産するとその株式の価値はゼロになってしまいます。そこで、一社の株式に全ての資金を投入するのではなく、複数の銘柄に分散して資金を投入する事がリスクを軽減する最も良い方法です。
倒産しないまでも、どんな銘柄であれ下落する可能性はゼロではないわけですから、投資先が増えれば増えるほど一つの投資に対するリスクを抑えることができます。
投資先の分散と言っても、同じ業種の銘柄を購入した場合、同じような動きをする可能性が高くなりますので、ただ単に複数銘柄を保有すれば良いというものではありません。
時間を分散
分散には、投資する時間を分散するという手法もあります。投資の基本的な考え方は、「安く買って、高く売る」ということなのですが、あなたが購入しようとしている時が本当に安い価格なのかは、後になって見ないと分からないことです。
極論を言えば、買った株がその後値下がりするのか、値上がりするのかは誰にも分からないため、「安く買う」のは事実上不可能という事になります。そこで、一度に全ての資金を投入するのではなく、少しずつ買っていくという手法が有効となるのです。(下落した所をナンピンすると言う意味ではありません。)
投資商品を分散
投資は株式投資だけではありませんので、投資する商品を分散させる手法も良く用いられます。「債券が上がる時は株式が下がり、株式が上がる時は債券が下がる」など値動きが逆になる傾向を持つ投資商品を組み合わせるのも良いでしょう。
外貨預金と円預金、国内債券と外国債券など、投資商品の分散は色々なパターンがあります。
分散投資のメリット・デメリット
メリット
分散投資のメリットは、何と言っても、複数の銘柄に投資することで一つの投銘柄の価値が下がった場合でも、投資金額全体としては小さいため、あまり資産を減らさずに済むということです。
株式投資の場合、どんな企業でも倒産リスクがあるわけですから、分散投資をする事で、一瞬で資産がゼロになるという事態は避けられます。
デメリット
分散投資のデメリットは、リスクが少ない分リターンも少なくなると言うことです。一つの銘柄にかける金額が少なくなるため、値上がりした場合でも大きな利益にはならない可能性があります。
また、投資対象が増えることで、監視しなければいけない事や、考慮しなければいけない事が増えることもデメリットの一つと言えます。
あと、小さなことかもしれませんが、取引の回数が増えることで、手数料がかさむと言うのもデメリットと言えます。
