目標利回りとは

株式投資を行うにあたって誰もが目標を立てると思います。目標利回りとは、何年後までにどれくらいの利益を得たいかと言う目標値です。

漠然とお金を増やそうとしても、なかなか上手くいくものでもありません。もし、目標を決めていないという人がいたら、この機会にしっかりと目標を立てておきましょう。

例えば、「10年後に5,000万円の一戸建てを購入する」など具体的な数値を挙げたほうが良いと思います。

元手が1,000万円で10年後に5,000万円にする為には、年間17.5%の複利で達成することができます。この場合の目標利回りは、年17.5%という事になります。

目標利回りの具体的な数値は、一概にいくつが良いとは言えないのですが、多くの投資家が利益を上げられていないのが現実ですので、年20%以内が妥当な線だと思います。

ただし毎年、年20%もの利益を上げている個人投資家は、投資家全体の数%ほどでしょう。それほど投資で継続的に利益を上げる事は難しいのです。

平均利回りとは

平均利回りとは、複利運用の結果得られた利益を、一年当たりで得られた利益として平均したものです。複利運用の場合は利益を元本に加えていくため、運用期間の経過に伴って元本額が増え、その結果利益額も増えやすくなります。

ただし、複利運用の利回りを計算する場合、時間の経過に伴って元本額が増加していくため、得られた利益の総額を単純に元本で割るだけでは利回りの正確な数値を算出できません。

そのため、全運用期間中に得られた利益を運用年数で割り、さらにその額を当初の元本額で割るという作業が必要になり、この数字が平均利回りとなります。

平均利回りの計算方法

【例】
資金100万円で、一年目50万円の利益、二年目150万円の利益を出した場合。

一年目は50%、二年目150万円の資金で150万円の利益なので100%。
平均利回り : (50+100)÷2=75%

とやってしまいがちなのですが、複利で計算する場合は、相乗平均(幾何平均)を用いなければなりません。

相加平均と相乗平均

相加平均とは、上記の例のように「2つの数を足してから割る」という一般的な平均値の出し方です。

これに対し相乗平均では、「2つの数をかけてから平方根をとる」という出し方をします。

上記の場合では、
50×100⇒ √5000=70.7%

と言うことになります。平方根(ルート)を求めるには、ExcelのSQRT関数を使ったり、Google検索を使うのが便利です。Googleでは「√X」(Xは任意の数字)と入力し検索をかけると、検索結果の一番上に答えが表示されます。

一年目-10%、二年目+10%だった場合

一年目が10%の損失で二年目が10%の利益だった場合、二年目終了時点では、投資資金に増減なし(利回り±0%)と考えがちですが、実は損失が出ているのです。

資金100万円で一年目-10%ということは、一年目終了時点での資金は90万円です。二年目は90万円の元本に対し+10%の利益なわけですから、二年目終了時点での資金は99万円となります。

逆に一年目+10%で二年目-10%の場合でも「100×1.1×0.9=99」という同じ結果になります。

このように複利計算では、マイナスが発生した場合、その金額を取り戻すには、それ以上のプラスを出さなければいけないことになります。

例えば100万円の資金を50万円にしてしまった場合、-50%と言うことになりますが、50万円から100万円に戻すには100%のパフォーマンスが必要と言うことになります。

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