利益幅の設定
株式投資を行う場合、どうしても短期間で大きな利益を得ようとしてしまうのですが、年間で何十%や何百%もの大きな利益を出す投資家はごく一部です。
さらに、年100%以上のパフォーマンスを何年間も出し続けられる投資家など存在しません。
多くの利益を上げているということは、それだけ大きなリスクを取っているという事になり、ふとした拍子で一発退場という事にもなりかねません。
株ブログを書いている人は沢山おり、ブログの中には、今日は何十万儲かっただの何百万儲かっただのという景気の良い話が書かれている事も多いのですが、そんなものを参考にして、自分を見失うことの無いように気をつけましょう。
年間10~20%の利益で十分なはず
長期投資の複利の力で詳しく解説しましたが、年間10%の利益でもそれを何年も続けることにより、資産は何十倍にもなります。
銀行預金の利子が1%、長期国債の利回りが2%を切るような時代に、年率10%もの利益を上げ続ける事は凄いことだと思いませんか?
株式投資はギャンブルではありませんし、適当に売買して利益が上げられるほど単純なものではありません。成功者となるためには、何年にも渡る投資経験が必要です。
10年後、20年後豊かな生活を送るためにも、少ない利益をコツコツと積み重ねていきましょう。
年20%の利益を達成するために
例えば100万円の資金で、1年後20万円の利益を得るためには、1ヶ月当り17,000円の利益が必要と言うことになります。これを一日当りにするとおよそ、850円ほどです。
一日850円の利益で年+20%が達成できるのです。意外に簡単そうと感じませんか?
これは毎日利益が出た場合の話なので、実際には計算どおりにはいかないのですが、コツコツと利益を積み重ねていくことが大切と言うことです。
勝率が悪くても年20%は可能
株初心者の場合、どうしても勝率にこだわってしまうのですが、株式投資で利益を出すためには、勝率よりも一つの取引で利益を最大限伸ばすことの方が大切です。
3勝7敗の場合
勝率3割というと、とても低いような印象を受けるかも知れませんが、勝率3割ほどで年間プラスで終えている投資家は沢山います。
100万円の資金で、勝率3割で月17,000円の利益を得る場合に付いて考えて見ます。
ロスカットラインを2,000円と設定した場合、損失は
2,000円×7=14,000円
月の損失が14,000円とすると、
(17,000+14,000)÷3=10,333円
一回あたり10,333円の利益を上げれば、月17,000円の目標達成となるわけです。
5勝5敗の場合
同じように勝率5割の場合に、ロスカットラインを4000円と設定した場合は、1回あたりの利益は7,400円となります。
このように、勝率やロスカットラインによって、一回当たりに必要な利益も変わってくるのですが、極端な話しっかりとロスカットできていれば、勝率1割でも利益を出すことは可能です。
それが株式投資の魅力とも言えるのですが、勝率を上げる事に重点を置いてしまうとどうしても、目先の利益を追いかけてしまう傾向が強くなってしまいますので、注意が必要です。
※ロスカットラインは通常、金額ではなくパーセンテージで設定します。1万円の株を購入する場合、5%の損失でロスカットする場合には、ロスカットラインは9,500円ということになります。また、利益が積み重なることで、複利の効果が出てきますので、同じ年20%の利益でも、得られる金額は変わってきます。
